【かんたん】建設業の「管理」と「監理」の違いを解説!施工管理でわかり辛い言葉の違いを紹介

【かんたん】建設業の「管理」と「監理」の違いを解説!施工管理でわかり辛い言葉の違いを紹介

「管理」と「監理」の違いは、同じ読み方なのに色んな意味があり、混乱しますよね。色んなサイトを見ても、わかりそうでわからず、何なら余計わかりませんよね。

そこで、本記事では、施工管理や建設業で言う「管理」と「監理」の違いと併せて、建設業でよくある言葉の違い(「現場監督」と「現場代理人」の違い、「施工管理」と「コンストラクション・マネジメント(CM)」の違いなど)を解説します。是非参考にしてください。

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建設業で言う「管理」と「監理」の違いと理由

建設業で言う”管理”は、「施工管理(工事管理)」を指し、建設業で言う”監理”は、「工事監理」を指しています。これらは、役割と立場が違います。管理は、施工の立場となりますが、監理は、設計の立場となるからです。

  • 施工管理施工者が、設計図書の内容通りに建設計画が完了するよう施工することです。
  • 工事監理:主に設計者(1級建築士や2級建築士など)が、設計図書の内容通りに施工されているか確認することです。

※参考:公益社団法人日本建築士会連合会.2022年1月.「工事監理と施工管理は異なります
※設計図書とは、基本的に設計者が作成した設計図と契約書のことです。

したがって、建設業で言う「管理」と「監理」の違いは、役割と立場が異なっています。

では、管理と監理について、詳しく解説していきます。

建設業で言う”管理”とは、「施工管理(工事管理)」のこと

建設業で言う「管理」とは、俗に「たけかん」や「くだかん」と称され、施工管理(工事管理)を指しています。

施工管理とは、施工者が、設計図書の内容通りに建設計画が完了するよう施工することです。

具体的には、施工の計画から完了まで、品質や予算(原価)、納期(工期や工程)、安全、環境を管理します。これらの管理は、4大管理(品質管理、原価管理、工程管理、安全管理)や5大管理(4大管理と環境管理)とも呼ばれています。

また、建築工事や土木工事、電気工事など様々な分野で建設プロジェクトがあり、建設プロジェクトの分野や規模などにより、主任技術者や監理技術者を現場へ配置することが義務づけられています。

主任技術者監理技術者

基本的に工事の規模に関わらず、現場への配置が義務づけられており、下請代金の合計が4,500万円以上の元請工事(建築一式工事は7,000万円以上)は、監理技術者の配置が必要となります。4,500万円未満の場合は、主任技術者の配置が必要となります。また、受注の請負金額によって、専任技術者(常時、その営業所に勤務が必要な技術者のこと)の配置が求められています。

主任技術者や監理技術者は、実務経験を積むことや、施工管理士という国家資格を取得することで目指せます。(施工管理技士は、2024年6月段階で7種類あります)

※参考:国土交通省.「適正な施工確保のための技術者制度検討会(第2期)」.参考資料1 技術者制度の概要

建設プロジェクトには、施工フェーズにおいて、コスト超過や工期の遅延など、様々なリスクがあります。建設プロジェクトを成功させるためには、施工管理の存在が欠かせません。


なお、施工管理の仕事内容(現場作業、事務作業など)や、課題改善、転職する前に気になること(平均年収、休日、残業、男女比)など、気になる方は、以下の記事を是非ご覧ください。

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建設業で言う”監理”とは、「工事監理」のこと

建設業で言う「監理」とは、俗に「さらかん」と呼ばれ、工事監理を指します。施工監理と呼ばれることもありますが、法律で定義されているのは、工事監理です。

工事監理とは、主に設計者(1級建築士や2級建築士など)が、設計図通りに工事されているか確認することです。

建設プロジェクトの設計フェーズで担当した設計者は、安全で高品質に建物を完成させるため、施工フェーズにおいて、設計図書の内容通りに施工されているか確認をします。たとえば、新しい2階建ての住宅を建設する際、設計図には、コンクリートの使用箇所や壁の構造、部屋の配置などが記載されています。工事管理者が、図面通りでない箇所を見つけた場合は、施工者へ修正を指示します。

したがって、設計者により工事監理されることで、設計図通りの建物が完成し、建築主や利用者が安心して使用できる高品質な建物が提供されます。

「施工監理」とは

施工監理とは、工事監理のことです。

よく工事監理と同じ意味合いで「施工監理」という言葉が使われますが、「施工監理」は、管理と監理など、わかり辛い用語意味による混同や誤解から生まれた言葉と言えるでしょう。

一般的に建築士法で定義されているのは、工事監理だからです。(※出典:e-GOV法令検索.「建築士法」)施工とは、工事をすることなので、「施工監理」と称しても意味はわかりますし、間違ってもいないでしょう。しかし、「施工監理」という言葉は、施工管理と工事監理の線引きがし辛く、知らない人にとっては混乱を招きやすい言葉となります。また、法令で定義されている言葉ではありません。

したがって、「施工監理」という言葉は、口頭では使い辛く、混乱や誤解から生まれた言葉と言えるでしょう。「施工監理」という言葉を見たら、建築法によって定義されている工事監理のことだと認識すると良いでしょう。

建設プロジェクトのフェーズから見た「施工者」と「設計者」の違い

施工者が行う施工管理と、設計者が行う工事監理の違いをイメージするために、建設プロジェクトのフェーズから見た「施工者」と「設計者」の違いを解説します。

建設プロジェクトのフェーズで見た「施工者」と「設計者」の違いは、関わるフェーズの範囲です。基本的に、施工者が施工フェーズのみ関わるのに対し、設計者は、設計フェーズから施工フェーズにかけて関わっています。

一般的な建設プロジェクトの流れは、以下です。発注者は、大まかな目的や予算、スケジュールを決め、建設プロジェクトのフェーズを進行させます。

一般的な建設プロジェクトの流れ

企画フェーズ:発注者が、プロジェクトの構想を作成し、初期計画や要求事項を明確化。(延床面積や階数、高さなど)
設計者選定フェーズ:発注者が、設計者(建築士など)を選択。
設計フェーズ:設計者が、基本設計や実施設計(設備や衛生基準など)を行い、設計図や仕様書、コスト見積もりを作成。
施工者選定フェーズ:発注者が、施工者(ゼネコンなど)を選び、入札などを経て契約を締結。
施工フェーズ:施工者が、設計図に基づいて工事を実施し、品質や原価、工程、安全、環境を管理。
検査:施工者が、工事が設計通りに進められたか、品質や安全性の点検を行う。
引き渡し:施工者が、完成した建物を発注者に引き渡し、契約に基づいた検査を通過。

施工フェーズにおいて

施工者は、設計図書(設計図と契約書)を基に施工をします。(施工管理
設計者は、設計図書を基に施工が正しいか確認します。(工事監理

したがって、施工者と設計者は、関わるフェーズの範囲が異なっています。

なお、難しい建設などを行う際、発注者が、コンストラクションマネジメント(CM)や、プロジェクトマネジメント(PM)を提供する、マネジメント会社やコンサルティング会社を活用する場合があります。発注者に代わって、建設プロジェクトを統括的に進め、利益の最大化に貢献する業者です。これらの業者は、企画フェーズから関与します。

施工管理と工事監理が分けられる理由

プロジェクトの役割分担を明確にし、それぞれの業務が専門的に行われることで、建設プロジェクトの品質や効率性、安全性を高めるためです。

たとえば、工事監理を施工会社の社員や下請業者がすると、施工主への報告が不十分となる可能性があります。なぜなら、施工会社にとって、都合の悪い報告を避けることができるからです。そのため、設計者や第三者の会社によって施工監理をすることが大切となります。コストがかかりますが、後で問題が発見されるリスクを考えますと、設計図通りの品質を確保するためには不可欠です。

そのため、施工管理と工事監理は、建設プロジェクトの品質や効率性、安全性を高めるために、分ける必要があります。

社会一般的な「管理」と「監理」の違い

社会一般的な「管理」と「監理」の違いは、役割の範囲が違います。

  • 管理:全体を統制し、ある基準から外れないように取り仕切ること(イメージとしては、運営や保全など)
  • 監理:物事を監督し、取り締まること(イメージとしては、監督や監視など)

監理は、専門的に監督すると考えるとわかりやすいです。

●たとえば、「ホテルをカンリする」という場合
ホテルの運営に対しては、管理という意味合いが近いです。
ホテルの監視に対しては、監理の意味合いが近いです。

したがって、一般的な管理と監理は、役割の範囲が異なります。

管理と監理の違いと同じように施工管理でわかり辛い言葉の違い

管理と監理の違いと同じように、施工管理でわかり辛い言葉の違いは、数多くあります。たとえば、現場監督や現場代理人、コンストラクション・マネジメント(CM)についてです。

「施工管理」と「現場監督」の違い
「現場監督」と「現場代理人」の違い
「施工管理」と「コンストラクション・マネジメント(CM)」の違い

それぞれ解説していますので、是非、参考にしてください。

「施工管理」と「現場監督」の違い

施工管理と現場監督の違いは、管理する範囲です。

施工管理は、建設工事の計画から工事完了まで、全体的に管理します。

現場監督は、建設工事の工事段階で、工事現場を監督します。

たとえば、施工管理者は、工期と予算に基づいた実行計画を作成し、資材の購入や機械の手配、必要な労働力の確保など行います。一方で、現場監督者は、建設プロジェクトの計画に従って、現場作業を重点的に管理します。

したがって、施工管理と現場監督の違いは、管理する範囲となります。プロジェクトの規模や現場環境によっては、施工管理者が現場監督者の役割を行う場合があり、同じ意味で使われるケースもあります。

現場監督とは

現場監督とは、建設プロジェクトの建設現場において、設計通りに工事が進むように監督することです。安全で効率的な作業環境を維持できているか監視し、作業員や職人、下請事業者との調整を行います。そのため、現場で積極的なコミュニケーション能力が求められます。

たとえば、現場監督は、安全管理の重要な役割の一環として、作業員が適切な安全装備を着用しているかチェックします。特に危険性の高い作業に対しては細心の注意を払い、事故が発生しないように努めます。また、建設プロジェクトにおいては、使用される材料が設計仕様を満たしているかどうかを把握し、建設物の品質保証にも力を入れます。

また、現場のスケジュール管理も役割の1つであるため、工程表を用いてプロジェクトの進捗を管理します。日常的にミーティングを実施し、プロジェクトの進捗状況を担当者や関係者(職人や下請事業者のサブコントラクターなど)に報告します。建設に関係する人材が、共通の目標に向かって協力し合う環境を促進します。

したがって、現場監督は、建設現場において工事を監督します。工事現場の指揮官として、工事の安全や品質、およびスケジュールの管理などをします。

「現場監督」と「現場代理人」の違い

現場監督と現場代理人の違いは、法律や約款で定義されているかどうかです。現場代理人は、建設工事標準請負契約約款で定義されており、建設業法上でも使用されています。契約上、受注者の代表者と位置づけられています。一方、現場監督は、法律などでは使用されておらず、必ずしも契約上で受注者の代表者というわけではありません。

※参考:国土交通省.「建設工事標準請負契約約款について」.公共工事標準請負契約約款
※参考:国土交通省.「技術者の役割に応じた配置・専任要件の基本的枠組みの再検討に向けて」.現場を構成する関係者(現場代理人)の位置づけ等

具体的な違いは以下です。

  • 現場監督
    設計通りに工事が進むように、建設現場で監督する者を指します。法律などでは定義されていません。
  • 現場代理人
    建設工事標準請負契約約款で定義されています。建設現場で監督をし、契約上においても、受注者の代表者と位置づけられる者を指します。そのため、契約に対して、一部の権限を除き、受注者の権限を行使することが可能です。

したがって、現場監督と現場代理人は、法律や約款で定義されているかどうかが、異なります。

現場代理人とは

現場代理人とは、受注者に代わって契約上の代表者となり、工事現場を監督する者を指します。

建設工事標準請負契約約款で定義されており、契約上、一部の権限を除いて一切の権限を行使することができます。また、工事現場に常駐し、運用や取締りを実施します。(※参考:国土交通省.「建設工事標準請負契約約款について」.公共工事標準請負契約約款)

実態としては、主任技術者や監理技術者が、現場代表者を兼任することが多いです。

現場代理人が契約上、行使できない権限

・請負代金額の変更
・請負代金の請求および受領
・措置請求の受理
・措置請求の決定と通知
・契約の解除にかかる権限

したがって、現場代理人とは、受注者に代わる契約上の代表者であり、現場に常駐する監督者です。

「施工管理」と「コンストラクション・マネジメント(CM)」の違い

施工管理とコンストラクション・マネジメントは、立場が違います。大規模な工事や難しい工事で活用されるケースがあります。英語で「Construction Management」とは、直訳すると施工管理となるため、わかり辛く感じますが、日本では使い分けられているので、覚えておきましょう。

  • 施工管理
    コンストラクション・マネージャー(CMR)と協力して、施工フェーズを担当します。
  • コンストラクション・マネジメント
    発注者の代理人として、設計者や施工者と協力して、建設プロジェクトの各フェーズを統括してマネジメントします。

新しいショッピングモールの建設を例にしてみましょう。

コンストラクション・マネージャーは、最初に設計段階から関与し、発注者のニーズに基づいて設計者と連携します。プロジェクトの要件に合った設計がされているかを確認し、予算内で最適な施工業者を選ぶために複数の見積もりを取ります。契約が締結された後、全体のスケジュールと予算を管理し続け、発注者への報告も行います。

一方で、施工管理は、工事現場の活動に焦点を当てます。建設が始まると、施工管理者は、作業員の日々の業務や材料の供給が適時に行われているかなど、現場を管理します。現場で問題が発生した場合は、解決するために対応を行います。

たとえば、工事中に予期せぬ地下水問題が発見された場合、施工管理者が問題を評価し、コンストラクション・マネージャーへ報告します。コンストラクション・マネージャーは、この情報を基に設計の調整や追加の資金が必要か発注者に相談します。

コンストラクション・マネージャーと施工管理の両者は、このような関係にあり、プロジェクトがスムーズに進行するよう連携します。

コンストラクション・マネジメントが設けられた建設プロジェクトでは、発注者の代理人としてコンストラクション・マネージャーがいて、その方針に基づいて施工フェーズを施工管理が担当します。

したがって、コンストラクション・マネジメントと施工管理は、立場が違うと言えます。

コンストラクション・マネジメント(CM)とは

コンストラクション・マネジメントとは、コンストラクション・マネージャー(CMR)が発注者の代理人として、設計者や施工者に対してマネジメントをする方式のことです。

コンストラクション・マネージャーは、専門的な知識と経験を持ち、各フェーズを発注者に代わりサポートします。具体的には、建築物の企画や設計、発注業者の選定、施工、法令の遵守などを統括してマネジメントします。そのため、プロジェクトが円滑に進行し、高度な工事の建設プロジェクトも適応できます。

たとえば、商業施設の建設プロジェクトでコンストラクション・マネジメント方式が採用された際、プロジェクトの初期段階である企画や設計フェーズから、コンストラクション・マネージャーが関与します。設計者と協働し、設計がプロジェクトの予算とクライアントの要求に合致するように監督します。そして、必要に応じて是正措置を講じます。

このように、コンストラクション・マネジメント方式により、発注者は、トラブルの最小化やコスト削減、スケジュールの最適化など多くのメリットがあります。

したがって、コンストラクション・マネジメントは、最適なサポートを提供することで、発注者の組織力や能力的に難しいと思う建設プロジェクトでも、質的にも量的にも補うことができます。

まとめ:【かんたん】建設業の「管理」と「監理」の違いを解説!
施工管理でわかり辛い言葉の違いを紹介

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

「管理」と「監理」の違いと、施工管理でわかり辛い言葉の違いについて解説しました。

建設業で言う”管理”は、「施工管理(工事管理)」を指し、”監理”は、「工事監理」を指しています。

そして、「施工管理」と「工事監理」は、役割と立場が異なります。管理は、施工の立場となりますが、監理は、設計の立場となるからです。

▼施工管理でわかり辛い言葉の違い

  • 施工管理現場監督の違い:管理する範囲が違う
    施工管理:建設工事の計画から完了まで全体を管理
    現場監督:建設工事の工事段階で現場を監督
  • 現場監督現場代理人の違い:法律や約款で定義されているかどうかが違う
    現場監督:建設現場の監督者
    現場代理人:受注者に代わる契約上の代表者で、建設現場の監督者
  • 施工管理コンストラクション・マネジメントの違い:立場が違う
    施工管理:建設プロジェクトの施工フェーズを担当
    コンストラクション・マネジメント:建設プロジェクトの全体(各フェーズ)を担当

建設業や施工管理では、わかり辛い言葉が多いですね。しかし、たとえば、建設業で転職を検討されている方であれば、上記の違いについて知っておくと、ちょっとした会話に役立てられるかもしれません。

本記事が皆さんのお役に立つことを祈っています。


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